院長のコラム

こんな素晴らしい夜は

きっと来ないだろう

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ところで、今回のコンサートは、通常のファンが集うコンサートとは趣が異なった。約80人参加の内半数がクリニック関係者、20人がライブハウスの関係、残り20人が僕の飲み友達や高校の同級生で、年齢・性別・職種は多岐に渡った。しかも、アロハ・ブラザースのことをよく知っている方から全く知らない人まで、アロハ・ブラザースの熱烈なファンからお付き合いで無理やり参加させられた人まで、目的も意識も全く異なる集まりになった。開催者として、開演直前までうまくいくかどうか期待と不安が交錯していた。

すでにShow goes on. 僕の心配は全くの杞憂に終わった。コンサートは、個々の自己紹介とヒストリーを兼ねた曲順で交互に進められていった。年齢は多岐に渡るとは言え、80年代を10代、20代で過ごした方が大半だったので、何となく聴いたことのある曲、懐かしい曲のオンパレードになった。歌自体の良さは勿論のこと、その歌を伝える歌唱力の強さに圧倒された。生の声の凄みに息を呑んだ。同じ人間が発するとは思えないその響きに戸惑った。とにかく凄いとしかいいようがなかった。しかも、歌の合間のMC、いわゆるしゃべりが、個々もそうだが掛け合いが絶妙だった。音楽漫談と見紛うようなやり取りが眼前で繰り広げられた。感動あり、笑いありの、あっと言う間の3時間だった。
主催者としての特権で一番前の特等席に座らせてもらったので、会場の雰囲気や後ろの様子は分からなかったが、後日聞いたところによると、皆から一様に感謝の言葉と感激したことを伝えられた。それはミュージシャンも同様で、当初どうなるか不安だったそうだが、次第に会場全体の雰囲気が和らいでいって快適にコンサートが出来たことを教えられた。

コンサート終了後は、二人とも特に用事がないとのことだったので、僕の高校の同級生を中心とした慰労会に参加していただいた。コンサートの続きと思えるくらい二人とも気を使ってくれた。通常なら断られるかもしれない、握手とサイン攻めに、記念撮影会にも嫌な顔をせず対応してくれた。しかも、席を立ってお酌までしてくれた。コンサートと変わらず、皆が終始笑顔で過ごせた二次会になった。初めての土地での心労や回復して間もない村田さんの体調等を考慮して、名残惜しかったが、13日の金曜日のうちに閉会をして二人とマネージャーをタクシーに乗せて見送った。

書き綴りたいことはまだまだ山ほどあるが、とにかく2013年12月13日の金曜日は忘れられない日になった。とともに、プロであることの意味を痛感させられた。一流であり続けること、人を楽しませ感動を与えること、信念を曲げないこと。その日僕は、二人からエンターテイメントを教授されたような気がした。専門分野は異なるが、自分の生きて行く世界でのエンターテイナーになれるよう心に誓った。

(追記)この大晦日に、大滝詠一さんの訃報が伝えられた。アルバム「SOMEDAY」の発売から30年。その記念コンサートに参加し、当時憧れの杉さんにも年末に出会えた。僕にとっては最高にめでたい年になったこの年の瀬に、二人が尊敬してやまない大滝さんが亡くなられたのは何という因果か。自分の青春の1ページが今日終わった。大滝詠一さんのご冥福を祈るばかりである。

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