院長のコラム

アテコスラレタ男(2)

アイドル心さえも

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今回の出来事で二つのことを学んだ。
一つは、田辺市内を悠々快適に運転するには白の箱バンが最高である。通常の軽自動車よりも目線が高いため、普段乗っているSUVからの乗り換えがスムースだった。小さいが故に田辺市街を何処へ行くにもストレスがかからない。旧城下町である市内の一車線の道を交差する際、いつもならコーナーセンサーや車載モニターを駆使しながら丁寧にやり過ごさなければならないのに、箱バンでは全く苦にならずすいすい走ることが出来た。
現在所有している赤色のSUVはとにかく目立つ。運転している本人は意識していなくても、知人に拠ればその存在を遠くに見るだけですぐに僕と分かるそうだ。後ろ指を指されるような行動をしていないつもりだが、「昨日、◯◯を走っていたやろ、何しに行ってたん?」と聞かれると少し辟易する。しかし、白い箱バンに乗ってみると分かった。同じような車が多いので街に溶け込み紛れることが出来た。後ろめたい行動をする時は白の箱バンに限る、不埒な考えがふと浮かんだ。

もう一つは、イメージや先入観のことである。当たり前だが僕は市井人である。芸能人とは異なり、自身のイメージ戦略やマーケティングなど全く気にしなくていい。好きなモノを身に付けて、気に入った車に乗っているだけである。この年齢になれば女性の視線も気にならない、ゴーイングマイウェイである。あるがままに、自然体、気取らないつもりでいるが第三者的に見ると異なるようだ。一人の人間なのに、自身が考える自分と他人に映る自分には乖離がある。箱バン全然OKと何も迷わず選択した自分と、箱バンに乗って失笑・爆笑される自分、自分らしさって一体何なのだろう。結論は、古今東西の哲学者に任せることにしよう。嘲笑される自分も所詮自分なのである。とにかく僕の大事な家族、スタッフ、仲間から陰口を叩かれるような生き方はしまい、と心がけている。

ところで最近、僕のアイドル崇拝が揺らぎつつある。ミポリンこと中山美穂さんのことである。天真爛漫陽気な役を演じていてもどこか物憂げな、問題を抱えた陰鬱な役を演じれば暗い中にも一縷の望みを見出すことのできる、相反する表情を見せる。喜怒哀楽を多面的に表現することの出来る数少ない女優と僕は考えている。芥川賞作家との電撃婚、渡仏、パリでの出産に子育て。女優である前に人間たれ、そんな彼女の芯のある生き方に感心していた。
しかし、その生活もピリオドを打つことになった。中性化する夫、新しい恋人の存在等、ワイドショーを賑わすネタが次々と報道された。夫婦喧嘩は犬も食わぬ、夫婦問題は二人にしか分からない。一ファンとしては静観していた。けれども近頃、新恋人と称される人物がツーショットを公開した。そこに映るドヤ顔をした彼女を見た時、彼女に対するイメージが瞬間崩れたような気がした。

車を当て擦られたことによって起きた悲喜こもごもを記した。当てられた日時と場所、車の色まで分かっているのに現時点で犯人は特定されていない。修理代の二万五千円は痛かったが、いい経験をさせてもらった勉強代と考えるようにしている。そして、きっと不意の幸運が舞い込んでくるに違いないと思っている。

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