院長のコラム

再び故郷(ふるさと)で

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 地元出身の男性デュオ「アロエルート」を支援する有志の会が結成された。僭越ながら代表を任されることになった。後援会設立のために寄稿したので一読いただければ幸いです。

 

『故郷を離れて、再び故郷に戻ってくる理由は様々だ。僕の周りは案外、家業継承のためが多い。不意に親の面倒を見ざるを得ないことだってある。残念ながら、都会生活に馴染めず体調を崩すこともある。都会に夢を追い求めて挫折した人もいるだろう。帰郷した多くの人に、鮭のごとく住み慣れた愛着のある街で生涯を終えたいというDNAが刻み込まれているように感じる。僕の場合、東北生まれの父が辿り着いたこの南国の地で、父と同じように地域貢献をしたいと願った。妻の故郷であったことも大きな要因である。

高校の同級生だったアロエルートの二人も大きな夢を抱いて上京した。ストリートミュージャンコンテストの入賞等、着実に実績を築いた。けれども、思うところあり、「ふるさとから全国へ」を活動テーマに拠点を和歌山に移したのが2010年のことである。積極的にライブ、ラジオ・テレビ活動を行い、堅実にシングルの発表を重ねた。2014年8月にはメジャーデビュー、その勢いを借りて、同年11月には紀南文化会館小ホールでの単独コンサートを開催した。2017年には初のアルバムをリリースするところまでこぎつけた。一歩一歩、確実に歩んできたことに違いない。とは言え、彼らが思い描いた夢がかなえられたかと問われれば、正直、忸怩たる思いがあることも否定できないだろう。

彼らにはもう時間がない。食材に旬があるように、ミュージシャンにも旬があると僕は感じている。年齢、経験、発散する熱量、そして時流、今がその時だ。彼らは今までの集大成として、2019年2月、紀南文化会館大ホールでの単独コンサートを決めた。1000名を超える集客、そして、いまだ経験したことがないパフォーマンス。これはある意味、彼らの不退転の決意でもあり、伸るか反るかの大博打である。自身に課した高いハードル、それはまるで絶壁のようだが、果たして超えられるのだろうか。超えられたとして、その先には何が待っているのだろうか。二人の息の合ったハーモニー、どこか懐かしい温もりのある歌詞と曲、何よりも二人は紀南出身者である。このまま彼らを埋もれさせてはならない。

地方からの情報発信が言われて久しい。けれども、地域・行政・関係者が複雑に絡み合ってあまり上手くいかないのが現状である。「ふるさとから全国へ」、彼らの想いを彼らとともにかなえるため、支援する有志が立ち上がることになった。もう残された時間は少ない。「地域に根ざした音楽を身近で聞けたら」、そんな単純な思いが人を寄せ集め、集まる場所ができる。場所ができれば、さらに人が集まる。場ができれば、これから音楽の道を志そうとする若者の励みにもなる。その相乗効果は、いつしか文化として花開く。

出来るだけ多くの方に支援いただき、再び故郷でともに夢をかなえませんか。無力ながら代表として一助になれば幸甚の至りです。』

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