院長のコラム

初めての大掃除

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 終の棲家と考え自宅を建てて、かれこれ十四年になる。そのうち、家族六人が同じ時を過ごせたのは、たかだか六年である。長男が中学から全寮制の学校に行き、その二年後次男が同じ学校に入学した。長女は中学から和歌山市の学校に通ったが、毎日往復三時間以上の通学に心身の不調をきたし、高校生の半ばから和歌山市に移り住むことになった。したがって、この二年ほどは夫婦半別居状態だった。一人抜け、二人抜け、三人抜け、三部屋あった子供部屋が、いつしか子供部屋としての機能を果たす必要がなくなった。妻が整理整頓上手なならいいのだが、どうも苦手なようで僕が指摘しないのをいいことに子供部屋を収納部屋にしてしまった。年末年始は比較的長期休暇がとれる時期なのだが、何かと慌ただしくじっくり掃除など出来ない。いつしか、お部屋が汚部屋になってしまった。子供たちが帰省しても、あの頃の面影はもう全くなく、どうにか寝るスペースを確保するのがやっとである。

今年のゴールデンウィークは九連休にしたこともあり、前半は買い物旅行、中・後半は子供たちの部屋をじっくり掃除することに決めた。断捨離すれば二日もあれば十分と考えていたが、初日の作業であえなく目論見は崩れてしまった。よくよく考えれば、中高六年間の教科書にプリント、購入したマンガや単行本、着ていた服や思い出の品々、これが三人分ある。しかも、物置にしていたため夫婦の日常用品や年に数回着るかどうかの着物、脚立や洗濯用具まで混ざっている。混沌とした世界をどう秩序立てるか、あまりに壮大な仕事で考えるだけでめまいしそうになったが、この機会を逃すと一生掃除できない、と自分達に言い聞かせ取り組むことにした。結局、五月二日以降五月六日の日曜日まで連日、朝から晩まで掃除に明け暮れた。息子達は学生時代を自宅で過ごしていないので、学生および浪人していた寮から送られてきたダンボールが、ほぼそのままの状態で置かれていた。狭い部屋がさらに狭く乱雑になる一方だったが、考えると腹が立つので夫婦二人で黙々とひたすら事に当たった。

五月二十日現在、まだまだ掃除途中にある。整理整頓するためには捨てることも大切だが、捨てられないものがどうしても出てくる。そのためには、収納スペースの確保も大事である。今後、ニトリに行って収納棚を選ばなければならない。収納棚を置くためのスペースも確保しなければならない。そのためには、二度と使わない勉強机も処分しなければならない。子供達が今度帰省してくる夏休みまでには、快適に過ごすことの出来る部屋づくりを考えている。

自宅を建てて早十四年。十四年で初めての大掃除をこの黄金週間に行った。塵も積もれば山となる、日頃の整理整頓が大事なことを身にしみて知った。終の棲家にいつまでも快適に住めるよう、日々取り組んでいこうと誓った。そして、この機会に改めて感じることがあった。それは人間関係である。部屋ならどんなに汚くなっても頑張れば元に戻る。しかし、何気ないすれ違いを重ねることによって突然修復不能状態に陥り、二度と取り戻すことが出来ないのが人間関係である。いい例が永久の愛を誓って結ばれた夫婦の離婚である。僕にはもう離婚する勇気もない。万が一離婚することになったとしても、再婚する気力も体力も、何よりも精力がない。しかし、経営者、医師、親、夫としてますます人間関係が求められる。破綻を来さぬよう、自分の経営のモットー「目配り気配り足配り、最後に声掛け」を日常生活にも活かすよう努力しなければならない、と心新たにした。

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