院長のコラム

闘牛への道(ホンマに買うん?)


昨年(2018年)二月、ウルスの正式発表および販売がアナウンスされた。春頃からの納車と思いきや、九月以降の見通しであることも伝えられた。販売店に問い合わせたところ、もっと具体的な情報を教えてくれた。年内納車予定は七、八台、内二台がディーラーの展示車と試乗車とのこと。ということは、三十番目の自分に順番が回ってくるのは再来年(2020年)になりそうだった。NSXがちょうど車検を迎える頃なので気長に待つことにした。

ところが、昨年秋、担当者から「そろそろ仕様を決めてください。」との連絡がはいった。「正式発注から約半年後の納車と考えておいてください。」とも付け加えられた。そう言われても、パンフレットもなければオプション価格も全く分からない。とはいえ、田辺と大阪をそのためだけに何度も往復する訳にはいかない。オプション価格表をFAXしてもらい、仕様はランボルギーニの公式サイトからカー・コンフィギュレーターを使ってある程度自分で行い、最後に販売店ですり合わせることになった。今まで購入してきた車はグレードがあった。グレードさえ決めれば、選択の範囲は相当絞られた。けれども今回は、単一車種に対してどれくらいの上乗せできるか、が問われた。「面倒くさいから全部つけといて。」と言えたなら男前なのだが、そうすればオプションだけでレクサス一台が買える。予算内で何を付けて何を省くか、それは即ち、車の仕様が自分の表現形になるのだ。残念ながら、それを教えてくれる人が周囲にいなかった。

それから連日、時間が許せば内外国問わずyou tubeを見た。ボディカラー、ホイール、内装を特に凝視した。発表直後は、ボディカラーをイメージカラーのイエロー、ホイールはアイコニックなY字にキャリパーはイエロー、内装も勿論黄色に統一させるつもりだった。けれども、見れば見るほど迷った。「黒もいいな。いやメタリックな赤もいいかも。やっぱり原点に戻って黄色やな。」、どんどん分からなくなるとともに、だんだん期限が近づいてきた。NSXでは七十万近くするバレンシアレッド・パールという特殊色を選択したが、下取りに際してほとんど考慮されなかった。この国では、下取りを考えるなら黒か白を選択するのがテッパンである。レクサスで嫌というほど知らされた。けれども、ウルスの黒はあまりにボリュームがあって厳つすぎる。白はあまりに淡白で特別感が薄らぐような気がした。

そんななか、ランボルギーニ自らがその答えを出してくれていた。世界百十四都市、ウルスの四ヶ月に渡るワールド・プレゼンテーション・ツアーが開催された。世界各地で開催されたイベントで用いられた、其々の国をイメージするウルスが提示されていた。上海・パリ・モスクワは黄色、ロンドンとシドニーはブルー、北米はグレイ、そして我が日本はというとやはり白なのである。白というと膨張色で大きく見え、かつボディラインの微妙な陰影が反映されない印象がある。何よりも白い車の比率は高く、特別感が削がれるような気がした。迷いに迷った。

 

 

 

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