『田辺市高等教育機関(大学)設置可能性調査検証結果報告書』に思う。(完結編)
【市長との奇縁:ドン・ファンと無印良品と】
ここで、真砂市長との不思議な縁についても触れておきたい。
一つは、あの「紀州のドン・ファン」と称された資産家、野崎幸助氏のパーティーでのことだ。会場でばったり出くわした僕たちは、「市長、なぜここに?」「先生こそ、どうして?」と、互いに苦笑いするしかなかった。野崎さんから声がかかったというだけで、理由も目的も判然としないまま、その場の空気に身を任せている――。そんな、地方都市特有の「濃い」人間模様を共に潜り抜けてきた、いわば共犯者のような可笑しみがあった。
二つ目は、僕が医師会を退会した時のことだ。僕は、これまで医師会に納めていた年会費50万円を、10年間にわたり田辺市の教育振興のために寄付することに決めた。その寄付を受け取ってくれたのが真砂さんであり、10年後、教育貢献への感謝状を僕に手渡してくれたのも、また真砂さんだった。
他にも、上京する際の空港で偶然出会ったり、プライベートで訪れた和歌山市の無印良品でばったり再会したり。僕たちの人生の軌跡は、意図せずとも折に触れて交差してきた。そんな数々の奇縁があったからこそ、僕は今、この筆を執ることに、言葉を選びきれないほどの葛藤を感じているのだ。
……そんな数々の奇縁があったからこそ、僕は今、この筆を執ることに、言葉を選びきれないほどの葛藤を感じている。しかし、批判を書き散らして逃げるのは、僕の流儀ではない。僕は意を決し、スマホを手に取った。田辺市の未来を背負う男と、そこに異を唱える一人の医師。沈黙を破るショートメールのあとに、受話器越しに交わされた『真実』とは。つづきは「note」で。https://note.com/hazremon/n/n3de1f2ff1a30?magazine_key=m9ed2d799b42f





