院長のコラム

田辺市公立大学設立構想、エピローグ。

【理想論(ポエム)の終焉と、冷徹な現実という誠実さ】
6月16日(火)、田辺市は大学設置構想の「断念」を正式に発表した。行政が、耳に心地よいだけの理想(ポエム)を捨て、冷徹な数字という現実に誠実に向き合った瞬間だった。
ことの発端は、現役の大学教授らで設立された「立初(たてぞめ)創成大学設立準備財団」が、田辺市に持ちかけた提案だった。高等教育の「空白地帯」に学びの場を創り、若者の流出を食い止め、地方から日本を元気にする人材を育てる――。
「夢」や「理想」という言葉は、しばしば人々の思考を停止させる。「平和」という言葉と同様にある種のキラーワードであり、その金看板を前にすれば、異論を唱えることも進言することも憚られる空気が醸成されてしまう。
今回、根拠なき願望を冷徹な現実が凌駕したという事実は、地方自治体の運営において画期的な転換点になったと感じる。「箱物を作って『夢』を語ればなんとかなる」、「首長が理想論を振りかざして突き進めば、あとは当たって砕けろ」という時代は、もう終わったのだ。

【随行員なき面談と、一国一城の主たちの共鳴】
「先生、ご無沙汰しています。色々ご迷惑をおかけしました」、真砂市長の第一声だった。

続きは、noteという名の独房で。https://note.com/hazremon/n/n1a09c2846297?magazine_key=m9ed2d799b42f

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