マイルドへの拒絶と、「第21回文芸思潮エッセイ賞」佳作の悔しさが教えた本物:ウザ・エッセイスト誕生(4)
【台風が去った後の荒涼感こそ、僕の真骨頂】
試しに、「note創作大賞2026」中間選考を通過した「優秀な」エッセイたちを数編、じっくり通読してみた。
案の定、見事なまでの「一文一改行」である。難しい漢字は徹底的に排除され、誰も傷つけず、誰の感情も逆撫でしない、高い共感性とマイルドさに満ち満ちている。
「炎上」の危険を回避した優等生的な文章は、読者に一切のストレスを与えない。読後はまるで、初夏の青空に新緑の風が吹き抜けるような清々しさだ。
翻って、落選した自分のエッセイ10編を読み返してみる。
当然ながら、一文ごとに改行などしていないから、画面は文字で黒々と密集し、端的に言ってすこぶる読みにくい。常用漢字の限界に挑むかのように漢字が並び、故事成語や衒学的な引用が容赦なく挟み込まれるため、スラスラ読めるはずもない。
「ヨウジヤマモト」「アードベッグ」「フェラーリ」「浜田省吾」――刺さる人間には狂おしいほど刺さるが、興味のない人間にとっては意味不明な記号の羅列に過ぎない偏愛の数々。
さらには「自己開示」「過剰な執着」「毒」「屈折」「怒りと哀しみ」……泥臭い個人体験と剥き出しのエゴが、これでもかと塗り込められている。
続きは、noteという名の独房で。全文無料で読めます。https://note.com/hazremon/n/n12174fd35b7a?magazine_key=m6b90201ded0f





