『田辺市高等教育機関(大学)設置可能性調査検証結果報告書』に思う。(4)
【学生の命と将来を「賭け」にするな】
(紀伊民報3月20日「読者の欄」から)
先般の私の投稿に対し、多くの市民から「計画の杜撰さ」を危惧する切実な声が寄せられました。一学年百四十名の確保という根拠なき「数字」、そして津波浸水想定区域への「立地」という致命的なリスク。これらを放置したまま突き進む市政に対し、経営者および市民の立場から断固として異を唱えます。
一、市議会議員諸氏への問い:連帯責任の覚悟はあるか
議員の皆様、今一度冷静に考えていただきたい。少子化の荒波の中、新設校が定員割れを起こせば、毎年数億円の赤字が市民の福祉や子育て予算を直撃します。この「経営根拠のない賭け」を承認することは、将来にわたる増税やサービス低下の片棒を担ぐことに他なりません。失敗した際、誰がどのように責任を取るのか。市民の生活をリスクに晒す重みを、今こそ再考すべきです。
二、設置委員会の「非公開」という不透明さの是正
現在、大学設置の核心を議論する「設置委員会」が非公開とされている事実に強い憤りを感じます。多額の公金を投じ、地域の形を変える大事業において、なぜ議論のプロセスが隠されるのでしょうか。市は即座に議事録を全面公開し、市民がその妥当性を判断できる場を設けるべきです。闇雲な推進は「密室政治」との誹謗を免れません。
三、命を軽視した立地と、既存リソースの活用
わざわざ津波リスクのある海沿いに若者を集める判断は、防災の観点から決定的な矛盾です。ゼロから公立大学を作るという「ハコモノ行政」に固執せず、実績ある和歌山大学の機能を戦略的に誘致・拡張する方が、コスト・ブランド力・安全性の全てにおいて理に適っています。
政治的な見栄のために、学生の未来と市民の血税を犠牲にすることは断じて許されません。市議会には、行政の暴走を止める「防波堤」としての矜持を求めます。私たちは、本構想の白紙撤回を含めた再検証と、透明性の確保を強く要請し続けます。
新聞紙面を通じて市議会へ突きつけた、最後通牒とも言える「三つの問い」。僕のクリニックに届いたのは、「先生、この街を助けてください」絶望に震える一通のFAXでした。救世主でも政治家でもない、ただの「町医者」である僕が、なぜ再び筆を執り、巨大な計画に立ち向かう決意をしたのか。続きは「note」で。https://note.com/hazremon/n/nfe6bb1be2e43?app_launch=false





