想定外の『家路』と、石のような孤独を道連れに叫んだ夜:浜田省吾On the road 2025-2026とウォルドーフ・アストリア大阪と週末に(10)
【この文章の始まりに、ハズレモンから】
これからこの文章を読むあなたへ、問いかけてみたい。
「あらかじめ約束されたシナリオを鮮やかに裏切られ、魂が震えるほどの歓喜に震えた瞬間はあるだろうか?」
当初、このライブを終えた僕の素直な感想といえば、「凄い」「信じられない」「最高だった」という、ネット上のファンサイトに溢れる言葉と何ら変わりないものだった。
だが、「それでは文紡家として失格だ」と自分に喝を入れた。
「なぜあの空間に惹かれるのか」「どうして浜田省吾という男の音に魂が揺さぶられるのか」を問い続けてきたこの連載も、いよいよクライマックスを迎えようとしている。
桁違いのパフォーマンスと、お茶目なMCで見せるギャップ。50代から70代が中心でありながら、20代や親子連れの姿も目立つ、世代を超えた圧倒的な一体感。最新のデジタル映像技術と、生のバンドが紡ぐアナログな音圧の見事な融合——。
フェスティバルホールならではの臨場感と熱いグルーヴに、僕は我を忘れていた。ハレの日のために気合を入れて着飾ってきた、ヨウジヤマモトのロイヤルブルーのライダースジャケットは、気がつけばシートの背もたれへ無造作に放り投げられていた。
続きは、noteという名の独房で。https://note.com/hazremon/n/n5d7b3efc36ff?from=notice





