院長のコラム

粉雪の快哉 ―辿り着いた「諦観」の地平にて:孤独な開拓者の「お礼参り」(最終回)

【運否天賦、抗えぬ「未踏の座標」】
今回の初詣には、本厄の厄除けに加え、不慮の転倒で負傷した左膝の完治、そして前厄を乗り越えたお礼参りという切実な名目があった。 では、前厄を払った2025年が、果たして平穏無事であったかと言えば、答えは否だ。健康面を除けば、そこには近年稀に見る経営危機と、公私にわたる災難の嵐が容赦なく吹き荒れていた。
「厄払いをしたからこそ、この程度で済んだのか。それとも、払ってもこの程度なのか」 その答えは、まさに神のみぞ知る領域だ。父・伸幸の享年を超え、長嶋家にとっての未踏の座標「還暦」へと手をかける。その道程は、結局のところ、僕の力ではどうにも抗えない「運否天賦(うんぷてんぷ)」に過ぎないのだ。
今年の本厄払い。それは僕にとって、鼻息の荒い「意気込み」をきれいに捨て去るための、ある種の儀式であった。
若かりし頃の僕は、運命などという曖昧なものには目もくれず、己の腕と知力だけで道を切り拓けると信じて疑わなかった。だが、父の享年を目前にし、さらには予期せぬ膝の負傷や経営の荒波に揉まれる中で、僕は悟ったのだ。人間にできるのは、運命に抗うことではなく、それを受け入れる「諦め」の境地に立つことなのだと。

神への毒づきを終えた僕を待っていたのは、すべてが白濁していく「猛吹雪の峠」だった。凍てつく孤独の中で、僕の心の憑き物がさらさらと溶け落ちていく。
還暦、そして本厄という名の未踏の惑星。その暗闇の向こう側で、僕が掴み取った「不敵な諦観」の正体とは。20年の行を経て、ハズレモンが辿り着いた「光」の結末。そのすべてを、noteの独房の奥で。https://note.com/hazremon/m/m22e7df5df561

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