「ハレ」の日の忍び足と、甘美なる還暦:ローマ愛・第二章―最下層フェラーリスタの受難と狂心―第4話
【この文章のはじめに、ハズレモンから】
世間の狂乱や相場の暴落に揉まれながらも、ついにやってきた「後妻」のお迎え。
人生最大級の「ハレ」の舞台を忍び足でやり過ごす。ダンディズムなど微塵もない男が、なぜこれほどまでにこの鉄の塊に固執するのか。
それは僕がフェラーリというブランドに酔っているのではなく、「ローマ」という奇跡に魅せられたからに他ならない。
これは、最下層顧客として、そして一人のハズレモンとして辿りついた、ささやかで愛おしい到達点へのプロセスである。
【海を渡ってきた「後妻」の到着】
そんな市場の荒波に揉まれている間も、「フェラーリ・アプリ」からは忘れた頃に逐一通知が届いていた。
契約から1年が経過した2025年3月、製造承認された車台番号が割り振られ、6月には工場での完成写真が画面に送られてきた。
前車クーペの時、初めて送られてきたその画像を目にした僕は、「なんやこれ、よく出来たプラモデルやな。これ何なんw」と思わず画面に突っ込んだものだ。脳内では藤井風の楽曲が無限リフレインしていた。
続きは、noteという名の独房で。https://note.com/hazremon/n/n7381a01ccfb0?magazine_key=m390168f76767





