院長のコラム

ロイヤルブルーの戦闘服と、74歳の衝撃:浜田省吾On the road 2025-2026とウォルドーフ・アストリア大阪と週末に(1)

 

【還暦の僕が、プラチナチケットを巡る死闘に挑んだワケ】
2026年5月9日。僕は大阪フェスティバルホールの客席にいた。
浜田省吾「ON THE ROAD 2025-2026 Under The BLUE SKY」。 2025年9月から2026年8月まで1年をかけて駆け抜けるという、気が遠くなるような長丁場のツアーだ。今回はホールクラスを中心とした構成のため、キャパシティはせいぜい2000〜3000人。当然、チケットの当選倍率は天文学的な数字、まさに「プラチナ」と呼ぶにふさわしい代物となった。
噂によれば、我が和歌山県から秋田県や石川県まで、まるで獲物を追うハンターのごとく遠征する猛者がいるという。
だが、ここで僕の前に立ちはだかるのが「開業医」という看板だ。
地域医療を預かる身として、平日に「すんません、浜省行ってきます!」と休診にするのは、医徳として、あるいは道義的に激しく憚られる(待合室の患者さんの鋭い視線が痛い)。おまけに、ライブ後に陸の孤島・田辺市までその日のうちに帰還することを考えれば、選択肢は「土曜日の公演」の一択。
ツアー第1期の近畿公演は姫路のみ。しかも平日。……泣く泣く断念。 「土曜なら日本全国どこへでも行ってやる!」と、浜松や福岡まで触手を伸ばしたものの、見事に全敗。落選通知を見るたび、僕の心はブルースカイどころか土砂降りの雨続きだった。

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