大人になりきれない僕の終活と、リベンジのゴング:浜田省吾On the road 2025-2026とウォルドーフ・アストリア大阪と週末に(2)
【僕らアクティブシニアの「遺言」】
しかし、いつまでも悲観している暇はない。この年代は、子育てという大事業をひとまず終え、それまで家族や仕事に捧げていたお金と時間を、ようやく「自分のため」に投資できるようになった世代でもある。いわば、第二の人生のキックオフ、もしくは残り少ない人生の「美しい終活」の始まりだ。
ふと、我が人生を振り返る。 個人出版で自叙伝を上梓し、人生のひと区切りをつけたはずの僕の胸の奥で、どういうわけか何かが激しく疼く。
「もう一度、あの若き頃に情熱を燃やした、あの熱い場所に戻らなければ――」
おそらく、浜田さんのチケットがこれほどまでにプラチナ化している真の理由は、ここにある。経済的にも時間的にも自由を手に入れた「アクティブシニア」たちが、こぞって青春の火種を再点火させようと殺到しているのだ。「人生の酸いも甘いも」それなりに経験してきたつもりだが、きっと人間の本質なんてものは、そう簡単に変わらないのだろう。
「若かりし頃に燃やしたあの情熱は、永遠に消えることはない」
齢(よわい)を重ねてなお、そんな青臭いフレーズを僕は本気で信じている。いい大人になったようで、その実、まったく大人になりきれていない自分に、思わず苦笑してしまう。
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