仕立てられた反骨、届けられたエレガンス:山本耀司とジョルジオ・アルマーニ(エピローグ・後編)
【職人の意地が垣間見える、シンプルな布への仕掛け】
それにしても、これほどシンプルな仕立てのドレスが、なぜこれほどの納期遅延を引き起こしたのだろうか。
他のコレクションラインのように、複雑なカッティングや手の込んだ立体縫製が施されているわけではない。むしろデザインとしては非常にミニマルな部類に属する。遅延の理由は、この衣服に施された「視覚的メッセージ」にあった。今回のコレクションに用意された、2体の黒いドレス。その前面にはそれぞれ異なる意匠の文字が配されている。
1体目には毛筆体で力強く「造形 告別 慟哭」と、2体目にはアルマーニ氏から耀司さんへのショーへの案内状が全面に配置されている。両者とも、背面にはアルマーニのキャンペーンヴィジュアルが大胆に施されている。
服飾のプロではないが、長年ヨウジの服に袖を通してきた観点で見れば、文字部分に施された「抜染(ばっせん)」の工程と、背面のプリントのクオリティに異例の労力が費やされたことは容易に想像がつく。
続きは、noteという名の独房でhttps://note.com/hazremon/n/n15843b9d5b63?magazine_key=m9ed2d799b42f
細々と売っています。よろしくお願いします。https://www.amazon.co.jp/dp/434469578X





