院長のコラム

残クレンジャー

「残クレ・アルファード」という言葉で思い浮かぶのは、茶髪にジャージ姿の夫婦と、キラキラネームの子どもたち、といった「バカ族」と揶揄される家族像。何を隠そう、我が家も残クレフェラーリに残クレクサス、そう、まさに残クレンジャーの一員。我々「残クレンジャー」は本当に「愚民」なのだろうか?現代の日本では、生涯未婚率が上昇傾向にあり、2020年の国勢調査では、50歳時点で一度も結婚したことのない男性が約28%、女性が約18%にも上る。「幸せは一人より二人、二人より三人、多いほうがいい」と考える僕の信条に照らせば、この日本において結婚し、複数の子どもを育てている彼らは、ある意味で「幸せ」を体現しているとも言える。もちろん、人それぞれの価値観は異なる。しかし、個人的な見解としては、家族がいること自体が大きな幸せ。

自身が親になり、改めて両親の思いを理解できるようになった。我が子との思い出をたくさん残したいという親心は、多くの親に共通するもの。子育ては大変なことも多いが、精神的に辛いと感じるのは中学生くらいまでで、高校生になると、子どもたちは親を煩わしく感じ、あまり近寄ってこなくなるもの。短い子育て期間中に家族旅行をするなら、軽自動車よりもミニバンを選ぶのが賢明。何度もレンタカーを借りてきた経験から言えば、ミニバンの中でも特にアルファードは群を抜いて快適。「見栄っ張り」「イキっている」などと心ない言葉を投げかけられながらも、家族のために頑張るお父さんたちは、僕にとって「親の鑑」にしか映らない。さらに、「メーカーのカモ」と揶揄されながらも残価設定型クレジット(残クレ)を組むその心意気は、まさに「英雄」や「猛者」に匹敵すると感じる。「DQN」と罵られながらも家族のために奮闘するお父さんと、ネットの世界では強気でも現実世界では残クレを組む勇気もない「ぼっち」。どちらの生き方も正解のない人生ながら、僕は迷わず前者の道を選び、選び続けてきた。他人に悪口を言われても、心が少し痛む程度。しかし、家族から非難されるようなことがあれば、「自身の生き方を見直さなければならない」と心に刻み、家族と共に生きている(つもり)。「家族に恥じない生き方」――これは、妻や子どもたち、そして亡き両親にも伝えたい僕の生き様。

残クレに反対する人たちは、「金利が高い」「車の所有権がローン会社にある」「走行距離制限や損傷時の追加費用」といったデメリットばかりを強調しがち。「ぼったくり」「情報弱者を狙っている」「メーカーの養分」といった批判的な言葉まで飛び交う。でも、僕はそうは思わない。これらのデメリットをしっかり理解した上で、それを上回るメリットに変える「度胸」さえあれば、残クレは本当に素晴らしいシステムだと考えている。大切なのは、自分のライフスタイルや経済状況に合わせて、このシステムを最大限に活用すること。まさに「NO CAR, NO LIFE」と同じように、「NO RISK, NO LIFE」。たった一度きりの人生、波風の立たない人生なんていかがなものか?僕自身の波乱万丈な人生を振り返ると、残クレのおかげでランボルギーニやフェラーリに乗ることができた。これからも、残クレを賢く活用しながら「充実した刺激的な人生」を送っていきたい。

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