清涼飲料水の街で、大吟醸をぶちまけた男――note創作大賞2026全落ち:ウザ・エッセイスト誕生(3)
【還暦の野望と、10連勝を夢見た勘違い】
初めて挑んだ文芸コンテストについて、前編では「戦術なき無謀と、5戦3敗の惨状」と自虐してみせたものの、実のところ5戦中2戦で最終選考に残った。これは素人のビギナーズラックなのか、それとも隠れた才能の目覚めなのか。
未知の文芸界に足を踏み入れ、右往左往していた今年6月、僕の「書く」という業をさらに加速させる出来事があった。
長年書き繋いできたクリニック公式HPの「院長コラム」を、時代の潮流に乗って「note」というプラットフォームへ移転・整備していた最中、「note創作大賞2026」の案内が画面に躍り出たのだ。
2026年、僕は人生の節目である「還暦」を迎えた。
この大台の年に、文壇の片隅へ爪痕を残したい――そんな密やかな野望に、公募コンテスト最終予選通過という肥大化した過信が火をつけた。
「これぞ天から与えられた導き」
すっかり調子に乗り、わずか1ヶ月弱の間に10編ものエッセイを怒涛の勢いでエントリーさせた。
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