院長のコラム

YELL〜エール〜

最近、コブクロの曲が沁みる。飾らないストレートなフレーズ、なのにそれが一文節になるとグッと腑に落ちてくる。メロディーも歌詞にぴったりフィットしていて、上手下手は別として歌っていて気持ちいい。歳のせいなのだろうか、バンドサウンドでリズムを刻みながら何を歌っているのか良く分からない曲は、最近どうも苦手だ。

前回のギター発表会は、コブクロの「Million Films」と「流星」を選択した。もう少しコブクロの曲を練習したいと思っていたので、次の課題曲を師匠に相談した。そもそもコブクロの曲は知らず、前二曲は、シャッフルストロークおよび心地いいイントロのアルペジオ練習を兼ねて提案された。ラブソングが続いたこと、次回の発表会が春頃ということ、パワーコードの練習も兼ねて「YELL〜エール〜」が提案された。まさに、夢を追い求めて旅立つ君への応援歌である。サビの歌詞を読んで、自分自身の心が奮い立った。

🎶今 君は 門出に立っているんだ 遙かなる道を行くんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待っているんだ
思い描く夢のもよう いつの日にか その目に映せ

昨年末から練習を開始したが一向に進まない。ダウンストロークだけの曲なのだが、ただかき鳴らせばいいと言うものではないらしい。アクセントを入れる位置が重要で、ウラにアクセントを入れなければならない。リズム音痴の典型的な日本人の僕には、これが困難を極めた。何となくストロークが出来たと思っても、歌うとストロークリズムが乱れ、いつの間にか表拍で進行してしまう。自分では何となく弾けて歌えるように感じていても師匠がそれを許さない。しっかりウラにアクセントが入っているか、リズムが取れているか一切の妥協を許してくれない。極めつけは、どの文字にアクセントを入れながら歌うか一言一句検証しながら練習することになった。野球で言うところの基礎練習ばかりで遅々として進まず、正直めげていた。毎週レッスンに行っては「今日もあまり進んでいません。」、あるいは、「今回は少し出来るようになりました。」と少し自信を持って行ってもダメ出しの日が続いた。梅の花が満開となり桜の蕾がようやく膨らみ始めた今、どうにかこうにか形になりつつある。

🎶現実と夢が今 遠くかけ離れていても
そう 無駄じゃない その姿を 遠い場所で 誰かが見てるのさ

「YELL〜エール〜」は夢を追い求めて旅立つ君への応援歌である。ある時、僕自身への応援歌であることに気付いた。うまくいかないこともある、失敗することだってある。いつも亡き両親が見てくれていることを心に留め、彼らに恥じない、彼らに誇れるような生き方をしなければならない。難しいことだが、この曲を今しばらく噛み締めていようと思う。

🎶今 君は 門出に立っているんだ 遙かなる道を行くんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待っているんだ
想い描く夢のもよう いつの日にか その目に映せ

 

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