院長のコラム

田辺市公立大学設立構想、その後。

【午前五時のスクープと、崩れ去ったバラ色の試算】
「公立大新設 田辺市が断念 初期費用増大の恐れ」
診療の合間、いつものようにネット記事に目を通していた僕の視線が、その見出しで止まった。読み進めるうちに、胸の中に様々な思いが交錯する。
読売新聞がオンラインでそのニュースをすっぱ抜いたのは、6月10日水曜日の午前5時。この絶妙な配信時刻から類推するに、前夜のうちに「配信予約」がセットされていたのだろう。ということは、週明けの時点で社内幹部による最終ゴーサインは出ていたに違いない。
記事の内容は冷徹だった。校舎とする旧市庁舎の整備費等が、当初の50億円から中東情勢の緊迫化や物価高騰の直撃を受け、想定を遥かに超える規模へ膨れ上がる恐れが出たという。大学経営が傾いた場合の巨額の財政リスクを踏まえ、市はついに「設置困難」との判断を下した。
僕がかねてより指摘し続けてきた「経営的リアリズム」の崩壊が、公に証明された瞬間でもあった。

【水面下の地殻変動と、僕の元に集まった情報の断片】
「すっぱ抜く」とは本来、隠し事や不正を暴く言葉だが、今回の報道はむしろ、水面下で限界を迎えていた「既成事実」の先行開示だった、、、

なぜ、「すっぱ抜く」という表現を用いたのか。錯綜する情報の詳細は、noteの独房で。https://note.com/hazremon/n/ncf8f6bc8c0d6?magazine_key=m9ed2d799b42f

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