しない後悔より、する後悔――還暦前の僕がライブに挑んだ理由:Creepy Nutsライブ体験記第二話
ヒップホップは、僕にとって長らく「遠い国の出来事」に過ぎなかった。しかし、不意に耳へ飛び込んできたCreepy Nutsの衝撃は、その色眼鏡を粉々に砕いた。彼らの楽曲には、かつての日本のヒップホップが持っていた「熱」や「攻撃性」だけでなく、洗練された「知性」と、剥き出しの「弱さ」が共存していた。これは単なる流行ではない。表現としての圧倒的な「進化」であり、同時に深淵へと潜る「深化」であると、僕は直感した。
【「時間は有限だ」という、医師としての直感】
気付けばYouTubeで彼らを追いかけていた。一発撮りの緊張感が漂う「THE FIRST TAKE」に映る彼らのスキル。特にR-指定の、脳神経が超高速で火花を散らしているかのような即興ラップには、同じ「言葉」を扱う人間として戦慄すら覚えた。
そして、世界を席巻した『Bling-Bang-Bang-Born』が彼らの手によるものだと知った時、僕は確信した。「人生は残り少ない。時間は、残酷なまでに有限なのだ」――この感動を、生の熱量で、自らの五感で体験しなければ、僕はきっと一生後悔する。「そうだ、Creepy Nutsに行こう」。その決意は、町医者としての日常を突き破り、春先のチケットぴあへと僕を突き動かした。
医師という仮面を脱ぎ捨て、挑んだ大阪城ホール。世代を超えた連帯感、そして「生きるヒント」を求めて踏み込んだ巨大な会場。つづきはnoteへ。https://note.com/hazremon/m/mddd09eec1541





